こうちゃんです。
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数年筋トレをしていると、そろそろボディメイクコンテスト、フィジークやボディビルなどの大会に出たいと思ってきますよね。
そこで悩みになるのがどの大会・コンテストに出場しようか、ということ。
どれも似ているように感じるし、種類もたくさんあってよく分からず出場を諦めてしまう人も多いです。
しかし、この記事を読めば手っ取り早く自分はどのコンテストに向いているのかということが分かっちゃいます。
今回は、日本国内の代表的で人気な4つのフィットネス団体の説明とボディメイクコンテスト初心者におすすめのボディメイクコンテストの選び方を解説します。
ぜひ最後までご覧ください。
JBBFとは?

JBBF.jp
JBBFとは、1955年12月9日に日本ボディビル協会として、川崎 秀二(当時厚生大臣)会長によって設立された、フィットネス団体です。
JBBFの大会開催地域やエントリー方法、持ち物などより詳しい情報が知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
【大会初心者におすすめ】JBBF(日本ボディビル・フィットネス連盟)とは?コンテストの特徴や部門、持ち物などを紹介
JBBFの特徴は?
JBBFは、日本ボディビル界の中で、最も大きく歴史の長い団体で、アンチドーピングをしっかり掲げており抜き打ち検査もあります。
登録選手が営利目的でトレーナーやポージング講座を開くことは禁止されており、他の3つの団体と比べると硬派です。
FWJ、ベストボディジャパン、サマースタイルアワードと比べるとレベルが高い傾向にあり、筋トレ中級者以上が参加しているイメージです。
JBBF(日本ボディビル・フィットネス連盟)の特徴
- アンチドーピングを厳密に運用しているのが特徴で、大会前や大会後等、抜き打ちで検査を求められる。
- 出場選手は営利活動は禁止されている。有償でパーソナルトレーナーやポージングの講座を開くことは禁止されている。
- BBFに登録している選手は、他の団体(FWJ,BBJ,SSA等)に参加することができない。
- 他の団体に比べて競技人口が圧倒的に多い。
JBBFのコンセプト(目的と事業)は?
JBBFは、ボディビルの普及振興と共に、国民の健康増進と体位の向上を実現することを目的に設立されました。
現在のJBBFのコンセプト(目的と事業)は大きく3つです。
JBBF(日本ボディビル・フィットネス連盟)のコンセプト(目的と事業)
Purpose and business of JBBF(JBBFの目的と事業)
- 競技スポーツとしてのボディビル
- スポーツ選手全般の筋力トレーニング
- 健康増進としての筋力トレーニング
※見出しのみを引用。本文は省略
JBBFのカテゴリーは?
JBBFのカテゴリーを紹介します。
JBBFのカテゴリー
- ボディビル
- フィジーク
JBBFのカテゴリーはボディビルとフィジークがあります。
ボディビルはかなりの筋肉量を求められ、上半身だけでなく下半身も審査されビルパン(ボディビルパンツ)を履いて出場します。
一方フィジークは、ボディビルほどは筋肉量は求められませんが、こちらもかなりハードにトレーニングしている方向けのカテゴリーです。
海が似合う男がコンセプトで、サーフパンツを履いて出場します。
どちらのカテゴリーもハードにトレーニングしている方向けですので、筋トレ初心者にはあまり向いていないカテゴリーです。
JBBF出場にかかる費用は?
JBBFのコンテストに出場するのにかかる費用はトータルで約20,000円です。
内訳は下記の通りです。
JBBF出場にかかる費用
- JBBF選手登録(年に1度登録が必要/3,000円〜15,000円)
- 大会申し込み(大会ごと/10,000円程度)
- アンチドーピング講座(一度受けたら3年有効/500円〜1,500円)
JBBFはどんな人におすすめ?
JBBFのコンテストに向いている人は、筋トレ中級者以上の方です!
筋トレ中級者とは、目安ですが筋トレ歴3年(週5日程度)くらいの方です。
JBBFはカテゴリーにボディビルとフィジークしかなく、かなりの筋肉量が必要なので、筋トレ中級者以上の方でないと、入賞したりするのは難しいのではないかと思います。
また、他の団体に比べてエンターテイメント性がなく、本気のコンテストといった感じがあるので、場慣れしていないと緊張感が増してしまうかもしれません。
JBBFの会員登録をしてしまうと他の団体の大会に出場できなくなってしまうこともネックですね。
JBBFはこんな人におすすめ
- 筋トレ中級者以上
- 競技性を求める人
- 他の団体の大会に出場予定がない方
JBBFに関するより詳しい情報はこちらの記事をご覧ください。
【大会初心者におすすめ】JBBF(日本ボディビル・フィットネス連盟)とは?コンテストの特徴や部門、持ち物などを紹介
FWJ(Fitness World Japan)とは?

fwj.jp
FWJとは、Fitness World Japanの略で、かつてNPCJという名前で活動していたフィットネス団体ですが、2020年1月1日にFWJへと改名されました。
FWJの大会開催地域やエントリー方法、持ち物などより詳しい情報が知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
【コンテスト初心者におすすめ】FWJとは?特徴や部門、エントリー費用、持ち物などを紹介
FWJ(Fitness World Japan)の特徴は?
FWJの特徴は、主に4つあります。
ライトアップやマイクパフォーマンスもあり、エンターテイメント性があるのでお客さんも楽しめます。
また、カテゴリーもJBBFより豊富で、筋トレ初心者向けのカテゴリーもあるので、筋トレ初心者から上級者まで幅広いレベルの人が出場しています。
FWJ(Fitness World Japan)の特徴
- 本場アメリカの審査基準に則っている
- コンテストにエンターテイメント性がある
- ぷろたん、シャイニー薊、山澤礼明などの有名筋トレYouTuberが多く参加している
- コンテストのカテゴリーが多く、初心者向けのコンテストもある
FWJ(Fitness World Japan)のコンセプト(運営理念)は?
FWJは、選手目線に立ったコンテストを開催しており、本場アメリカの審査基準に則るなど、フィットネス先進国のアメリカへのチャレンジさせる環境を構築しています。
FWJ(Fitness World Japan)のコンセプト(運営理念)
1,フィットネス競技を通じて、国籍や偏見などの人種差別をなくし、国民の健康促進、社会・文化の発展並びに国際親善に寄与する。
2,ステージに立つことを1つの目標として、ご子息・ご息女やご家族一緒にチャレンジすることで、ご家庭内やお子様の成長・自立心を育てていくきっかけを創造する。
引用元:FWJ公式HP
FWJ(Fitness World Japan)のカテゴリーは?
FWJの男性向けのカテゴリーを紹介します。
FWJには主に5つのカテゴリーがあります。
FWJのカテゴリー
- ボディビル
- クラシックフィジーク
- メンズフィジーク
- メンズアスリートモデル
- メンズフィットネスモデル
必要な筋肉量は、ボディビル>クラシックフィジーク>メンズフィジーク>メンズアスリートモデル>メンズフィットネスモデルの順番です。
メンズアスリートモデル、メンズフィットネスモデルはデニム等のパンツを履いて出場します。
メンズフィジークの中に、さらに初心者向けであったり、40歳以上の方のみのカテゴリーなど分かれています。
FWJ(Fitness World Japan)の出場にかかる費用は?
FWJの大会に出場するのにかかる費用は最低でも20,000円はします。
内訳は下記の通りです。
FWJ出場にかかる費用
- FWJカードの発行・登録
- 参加カテゴリーへのエントリー代
この他にも、ポージング講座に参加したり、オフィシャルカラーリングで肌を黒くしたり、日焼けサロンに通うとなるとさらにかかってきます。
FWJ(Fitness World Japan)はどんな人におすすめ?
FWJのコンテストは、筋トレ初心者から上級者、コンテスト初心者の方におすすめです。
筋トレ初心者であまり筋肉に自信がない方でも、フィジークの中に「ノービスチャレンジ」でしたり「ノービスファーストチャレンジ」という、初心者向けのクラスがあるのでそこに参加することができます。
また、フィジークよりも筋肉量が必要ないメンズアスリートモデルなどのカテゴリーもあるので、どんなレベルの方にも自身にあったカテゴリーが見つかるはずです。
また、筋トレ上級者は「オープン」といったどなたでも参加可能な一般クラスで上位入賞を目指しましょう。
オープンで上位入賞し、日本大会でもいい成績を残すとプロになれる資格を取得することもできるので、FWJは筋トレ上級者にも人気のコンテストです。
FWJはこんな人におすすめ
- 筋トレ初心者〜筋トレ上級者
- コンテスト初心者
- プロになりたい人
- 大会にエンターテイメント性を求める人
FWJに関するより詳しい情報はこちらの記事をご覧ください。
【コンテスト初心者におすすめ】FWJとは?特徴や部門、エントリー費用、持ち物などを紹介
ベストボディジャパンとは?

bestbodyjapan.com
ベストボディジャパンとは、2013年に設立されたフィットネス団体です。
ベストボディジャパンの大会開催地域やエントリー方法、持ち物などより詳しい情報が知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
【コンテスト初心者におすすめ】ベストボディジャパンとは?特徴や部門、エントリー費用、持ち物などを紹介
ベストボディジャパンの特徴は?
ベストボディジャパンの特徴は、筋肉の大きさやバランス、綺麗さを競うだけではなく、見た目、内面の美しさも重要になってくるということです。
ステージ上でのパフォーマンス、筋肉量、ポージングだけでなくSNSや自己PRが必要だったりと内面もしっかり評価されます。
また、JBBFやFWJ等の他の主催団体は身長別、体重別で分かれているのに対して、ベストボディジャパンでは年齢で分かれています。
一見それだけに思えるかも知れないですが、実はかなり革新的で、世界初!だそうです。
ベストボディジャパン(BBJ)の特徴
- コンテストのクラスの分け方が男女それぞれ年齢別で分かれている(世界初)
- ポージングが独特
- カラーリングが禁止されている
- 内面(人柄、知性、品格、誠実さ)も評価対象になってくる
ベストボディジャパンのコンセプトは?
ベストボディジャパンの大会のコンセプトは、外見だけでなく内面も重視して審査するとあり、SNSアカウントや自己PRの文章で内面も審査します。
内面とは、「知性・品格・誠実さ」のことです。
これこそがJBBFやFWJ等の他の主催団体と違う特徴の一つです。
ベストボディジャパンのカテゴリーは?
ベストボディジャパンのカテゴリーを紹介します。
男性向けベストボディジャパンのカテゴリーは主に下記の3つです。
ベストボディジャパンのカテゴリー
- ベストボディ・ジャパン部門
- モデルジャパン部門
- マッスルモデル&フィットネスモデル部門
必要な筋肉量は、ベストボディ・ジャパン部門>モデルジャパン部門>マッスルモデル&フィットネスモデル部門の順で大きい筋肉が必要になってきます。
どの部門も年齢別で分かれており、同年代の方と戦えるのは魅力的ですよね。
ベストボディジャパンの出場にかかる費用は?
ベストボディジャパンのコンテストに出場するのにかかる費用は最低でもざっくり25,000円程度です。
その内訳はを紹介します。
ベストボディジャパン出場にかかる費用
- エントリー費用(14,300円)
- 予選用サーフパンツ(8,000円)
- 決勝審査用ボクサーパンツ(4,000円)
この他にも、コンテスト初心者の方は公式のポージング講座への参加がおすすめなのでさらに費用はかかってきます。
ベストボディジャパンのどんな人におすすめ?
ベストボディジャパンのコンテストは、筋肉トレ初心者の方、またコンテスト初心者の方におすすめです。
ベストボディ・ジャパン部門はかなりの筋肉量か求められますが、モデルジャパン部門などはそこまでの筋肉量は求められないので、筋トレを初めて1、2年の方でも問題なく出場することができます。
また、ベストボディジャパンの地方大会は全都道府県で行われており、非常に参加しやすいです。
JBBFやFWJも日本各地で大会は行われますが、大都市中心で地方の都道府県で開かれることは少ないです。
筋トレ初心者の方がわざわざ別の県まで大会のために遠征するのはなかなかハードルが高いので、まずは自分の住んでいる地域で開催されるコンテストに出場してみてみるのがいいのではないでしょうか。
ベストボディジャパンはこんな人におすすめ
- 筋トレ初心者の方
- コンテスト初心者の方
- 地方に住われている方
ベストボディジャパンに関するより詳しい情報はこちらの記事をご覧ください。
【コンテスト初心者におすすめ】ベストボディジャパンとは?特徴や部門、エントリー費用、持ち物などを紹介
サマースタイルアワードとは?

s-s-a.jp
サマースタイルアワードとは、SSAや、サマスタと呼ばれるフィットネス競技大会です。
サマースタイルアワードの大会開催地域やエントリー方法、持ち物などより詳しい情報が知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
【コンテスト初心者におすすめ】サマースタイルアワードとは?特徴や部門、エントリー費用、持ち物などを紹介
サマースタイルアワードの特徴は?
サマースタイルアワードは、身長別のスタイルの良さを競う世界初のコンテストで、俳優で元総合格闘家である金子賢さんがプロデュースし、実行委員の代表も務めています。
芸能人がプロデュースしたということもあり、元AKBの方など芸能人も数多く参加しており、エンターテイメント性に富んでいます。
カテゴリーも豊富で、JAPAN OPENという大きな大会で上位入賞すると賞金が出るというのも他の団体と違った特徴です。
サマースタイルアワード(SSA)の特徴
- 金子賢さんがプロデュースを務める
- コンテストのカテゴリーが独特
- 入賞すると賞金が出る
サマースタイルアワードのコンセプトは?
サマースタイルアワードのコンセプトは、名前にサマー(夏)がつく通り、その年の夏が一番似合う男性・女性を決めるのというものです。
サマースタイルアワードは以下のコンセプトによって設立されました。
トレーニングの文化、身体作りの文化を通して
健康に対する意識や個々の自信や目標を持つことの素晴らしさを
もっと日本の方々に知って頂きたいという思いから企画いたしました。引用元:サマースタイルアワード公式HP
サマースタイルアワードのカテゴリーは?
サマースタイルアワードの男性向けのカテゴリーを紹介します。
サマースタイルアワードには主に7つのカテゴリーがあります。
サマースタイルアワードのカテゴリー
- スポーツモデル(ビースティ)
- フィジーク
- スタイリッシュガイ
- サーフモデル
- ヘラクレス
- 甲子園
- 新人類
スポーツモデル(ビースティ)がサマースタイルアワードの代表的なカテゴリーです。
新人類というカテゴリーの中にさらにスポーツモデルやフィジークなどの通常カテゴリーと、ファイヤーマンやサラリーマンなどの職業別カテゴリーがあります。
少し複雑なので、もっと詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
【コンテスト初心者におすすめ】サマースタイルアワードとは?特徴や部門、エントリー費用、持ち物などを紹介
サマースタイルアワードの出場にかかる費用は?
サマースタイルアワードのコンテストへ参加するには大きく3つの費用がかかり、目安でも20,000円〜30,000円します。
サマースタイルアワード出場にかかる費用
- エントリー費用
- 衣装代
- 公式セミナー代
サマースタイルアワードのどんな人におすすめ?
サマースタイルアワードは、筋トレ初心者の方や海が似合う方、筋肉だけでなくおしゃれも求める方におすすめです。
また、新人類カテゴリーに自分の職業があった際も出場するのがいいのではないでしょうか。
フィジークはかなりの筋肉量が求められるのでハードにトレーニングしている方におすすめですが、スポーツモデルやスタイリッシュガイはそこまで筋肉が大きくなくても大丈夫です。
参加地域が大都市近辺なので、地方住まいの方はちょっと参加しにくかったり、トータルの費用が他の団体よりかかってきますのでお金に余裕のある方におすすめです。
サマースタイルアワードはこんな方におすすめ
- 筋トレ初心者の方
- 新人類のカテゴリーに自分の職業がある方
- 大都市近辺にお住まいの方
- コンテストにお金をかけてもいい方
結論:迷ったらFWJに出場がおすすめ!
結論、迷ったら「FWJ」の大会への参加がおすすめです!
FWJは筋トレ初心者の方から筋トレ上級者の方、コンテスト初心者の方まで幅広い方にマッチしたカテゴリーが見つかるからです。
個人的に、FWJはベストボディジャパンやサマースタイルアワードよりも全体的なレベルは高いかと思います。
しかし、筋トレ初心者の方はノービスといったコンテスト入門者向けのカテゴリーもあるので、自信がない方でも恐れずに参加することができます。
レベルの高い方の中に参加する方が今後の筋トレ人生にとって必ずいい結果になります。
私も初めてのコンテストはFWJに出場する予定です。
その他にもFWJがおすすめの理由をまとめましたのでご覧ください。
FWJがおすすめの理由
- 筋トレ初心者〜筋トレ上級者、コンテスト初心者向けのカテゴリーがある
- 大会にかかる費用が他の団体よりも安い
- 全都道府県ではないが、開催地域が多い
- 公式カラーリングが認められているので日焼けしたくない人でも出場できる
- ぷろたん、シャイニー薊、山澤礼明などの有名筋トレYouTuberも多く参加しており、エンターテイメント性があり雰囲気が楽しい
初めてのコンテストは筋トレ上級者の方であっても、不安や緊張が必ずあります。
しかし、思い切って出場してみると今まで味わえなかった緊張感や経験を得ることができます。
間違いなく今後の筋トレ、人生にもいい影響があります。
自信がなくてコンテストに出場するか迷っている方は、ぜひ参加してみましょう!